【活動報告】オープンダイアローグ実践勉強会を開催しました

リバリューライフでは、埼玉県NPO基金(浦和競馬組合様)の助成をいただき、年間を通じて「対話」をテーマにした勉強会を開催してまいりました。先日、その今年度最終回となるオープンダイアローグ実践勉強会を開催いたしました。
今回の勉強会では約3時間にわたってじっくりと「話すこと・聞くこと」に向き合いました。
「わからない」という立場から始まる対話
私たちは、誰かの相談に乗るとき、ついつい「早く解決してあげたい」「アドバイスしなきゃ」と思ってしまいがちです。しかし、この勉強会で大切にしているのは、その正しさや解決を一度手放すことです。
ファシリテーターの竹内からは、「わからないという立場が対話の出発点。わかったと思った瞬間に、相手への探求が止まってしまう」というメッセージが伝えられました。
ワークショップの様子
当日は、3つのステップで対話を深めていきました。
1. リスニングワーク
2人1組になり、一方が5分間話し続け、もう一方は相槌も質問もせずに「ただ聞き切る」というワークです。 参加者からは、「5分間は意外と長い」「つい口を挟みたくなってしまう自分(内的会話)に気づいた」といった感想が聞かれました。
2. トーキングサークル
シンボル(話す権利のしるし)を順番に回しながら、今感じていることを言葉にします。 「ダラダラ話してもいい」「結論が出なくてもいい」という安心感の中で、少しずつ心の中の言葉が表に出てくる時間となりました。
3. リフレクティング
話し手の目の前で、聞き手たちがその人の話を「噂話」のように語り合う手法です。 視線を合わせずに第3者の立場で語られる自分の物語を聴くことで、話し手は「不思議と素直に言葉が入ってくる」「自分一人では気づかなかった視点が見つかった」と、深い納得感を得ている様子が印象的でした。
参加者の声(一部抜粋)
- 「アドバイスされるとシャッターを下ろしてしまうこともあるけれど、リフレクティングだと温かく応援されている感覚になり、勇気が湧いてきた。」
- 「専門職として『解決しなければ』というプレッシャーが強かったが、ただ聞き切ることで相手が穏やかになるという構造を体験できた。」
- 「日常生活でも、この『シンボル』を使って家族と対話してみたい。」
これからの活動に向けて
今年度の助成事業としての勉強会は今回が節目となりますが、リバリューライフでは来年度もこの「対話の場」を継続していく予定です。
対話の力を信じ、地域の中に「声を奪われない場」を増やしていくこと。 日常の喧騒から少し離れ、自分自身や他者と対等・水平につながる時間を、これからも大切に育んでいきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、そして活動を支えてくださっている皆様、本当にありがとうございました。
主催:特定非営利活動法人リバリューライフ
本事業は、埼玉県NPO基金(浦和競馬組合様)の助成を受けて開催されました。



