理事からのメッセージ ①

私が福祉の領域に興味を持ったのは、中学生の頃、体験授業の一環で介護施設を訪れたときのことです。そこでおばあさんの髪をドライヤーで乾かす行為を通じて、「ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。この何気ないやり取りが私の心に響きました。感謝されることの喜び、その瞬間に触れた温かさは、私が福祉に進む決意を固めるきっかけとなりました。 
 
たとえ「ありがとう」と言われなかったとしても、私はきっと福祉の道を選んでいたと思います。なぜなら、人の笑顔や幸せに触れる瞬間に無上の喜びを感じるからです。どの人の笑顔も見ているだけで心が温かくなり、その笑顔を増やすことが私の目指すべき道だと考えております。一応お伝えしておきますが、芸人を目指しているわけではありません。笑 
 
最近、私の人生において衝撃的な言葉と出会いました。それは「好きになる力」というものです。この言葉には、深い洞察と大きな力が秘められていると感じました。もちろん、人に傷つけられたり、裏切られたり、差別を受けたりした経験を持つ人が、この言葉をすぐに受け入れることは難しいかもしれません。 
 
それでも、この言葉が持つ力を無視することはできません。人を嫌いになるとき、私たちの笑顔は消えます。しかし、人を好きになるとき、その笑顔は増え、周囲に幸せをもたらします。だからこそ、私は笑顔の総量を増やし、1人でも多くの人たちが自分らしさを大事にできる社会を目指したいと思っています。私がリバリューライフで達成したいのは、そのような社会の実現です。 
 
リバリューライフの三つの主要な事業、「人を価値化する事業」「人と人をつなぐ事業」「相談事業」は、まさに「人を好きになる力」と深く関連しています。 
 
まず、「人を価値化する事業」では、一人ひとりの持つ価値や能力を引き出し、社会の中で活かしてもらうことを目指します。人を好きになる力があれば、その人の持つ潜在的な価値に気付き、それを尊重し、評価することができます。 
 
次に、「人と人をつなぐ事業」は、人と人の間にある絆を強化し、コミュニティを形成することを目的としています。人を好きになる力があれば、他者とより深く理解し合い、協力し合うことができるため、この事業の成功に寄与します。 
 
最後に、「相談事業」では、悩みや問題を抱える人々に寄り添い、サポートすることを重視しています。人を好きになる力があれば、相談者に対する共感や信頼関係を築くことが容易になり、より効果的なサポートが可能になります。 
 
これらの事業を通じて、一人ひとりの幸福が広がっていく社会を築くことを目指しています。 

理事 高口和之

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